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太陽光発電における高圧と低圧の違いとは?

2018.12.17 Mon

太陽光発電には大きく分けて、高圧と低圧の2種類があります。
もし太陽光発電の導入を検討しているなら、まずは高圧と低圧の違いを把握しなければなりません。
どんな違いがあるのか、またそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

太陽光発電における高圧と低圧の定義

高圧なのか低圧なのかは発電出力によって決まります。
電気事業法という法律でそれぞれの定義が決められていて、発電出力の大きさで高圧か低圧のいずれかに定義される形です。
高圧の場合、発電出力が50kW以上の太陽光発電設備を指します。
一方で、低圧は発電出力が50kW未満の太陽光発電設備を指し、50kWがボーダーラインになっていることがわかります。
発電出力が基準よりも大きければ高圧、低ければ低圧です。
さらに厳密に違いを見ると、電圧も高圧と低圧で違いが出てきます。
高圧は交流で600Vを超え、7,000V以下で、直流で750Vを超え7,000V以下のものを指します。
低圧は交流で600V以下、直流で750V以下のものを指します。
つまり、発電出力が50kW以上、電圧が交流で600Vを超え、7,000V以下で、直流で750Vを超え7,000V以下が高圧です。
発電出力が50kW未満、電圧が交流で600V以下、直流で750V以下なら低圧というわけです。
これらの違いによって高圧なのか低圧なのかが決まります。
この点はとても重要な部分なのでしっかり理解しておきましょう。

高圧のメリットとデメリット

では高圧の太陽光発電を利用するメリットとデメリットについて考えてみます。
まずメリットですが、以下のようなメリットが挙げられます。

●売電した際の収入が大きい
●1kWあたりの費用を安く抑えられる

これらが高圧の主なメリットで、特に売電収入の増加は大きな意味を持つでしょう。
高圧だと発電量も低圧より増えますので、単純に売電による収入も大きくなります。
売電を中心に考えているなら、高圧が最適と言えるでしょう。
また、大規模な設備になるため、1kWあたりの建設費用などが、低圧よりも低コストとなります。
トータルで見た時に高圧の方がお得というケースも珍しくありません。
逆にデメリットとしてはどんなことが考えられるのでしょうか?

●電気主任技術者の選定が義務化される
●キュービクルなど高圧受電設置費用やメンテナンス費用などが高額

高圧の太陽光発電の場合、低圧とは違って必ず電気主任技術者を選定しなければいけません。
設置から運用まで、手間がよりかかるのが高圧です。
また、キュービクルなどの初期費用が高額で、設置・運用までに手間がかかるのがデメリットとなります。
初期費用はかかりますが、十数年で償却でき、長く使えば使うほどメリットに転換します。
メリットとデメリットを踏まえたうえで、高圧の太陽光発電がベストな選択なのかを考える必要があります。

低圧のメリットとデメリット

次に低圧のメリットとデメリットを見ていきましょう。
まずはメリットですが、以下のような点がメリットとして考えられます。

●導入が高圧と比べて容易
●電気主任技術者の選定が不要
●設置スペースが狭くて導入できる

こうした点が主なメリットとなります。
低圧の太陽光発電は発電設備としての規模が小さく、電気主任技術者の選定が不要など、導入にそれほど手間がかかりません。
始めやすいのは低圧の方でしょう。
また、設置スペースが狭くても良いので、高圧を設置するほどのスペースが確保できない場合も便利です。
高圧よりも規模が小さい分、手軽でコンパクトなのが低圧の太陽光発電というところでしょう。
ではデメリットはどうでしょうか?

●1kWあたりの設置費用が高い
●低圧の太陽光発電を複数に分割し、大規模化することができない

これらが低圧のデメリットです。
小規模なため費用は安くなりますが、1kWあたりの費用で見た場合、高額になってしまいます。
これは大規模な方がソーラーパネルなどの購入数が増え、単価を抑えられるからです。
単価を抑えにくい低圧は、どうしても1kWあたりの費用が高くなります。
低圧の太陽光発電を複数に分割し、結果的に大規模な太陽光発電を設置するという方法もありました。
しかしこの方法は現在では禁止されていて、大規模な太陽光発電を利用するなら低圧ではなく高圧を選ぶ必要があります。
分割が可能だったころは、低圧のメリットを活かしながら、高圧と同規模の太陽光発電を導入することも可能だったのですが、今ではできません。
低圧はあくまでも小規模な太陽光発電を利用したい時に選ぶものだと考えましょう。

まとめ

このように太陽光発電には高圧と低圧があり、それぞれでメリットやデメリットが違います。
太陽光発電を導入する場合は、まず高圧と低圧のどちらが良いのかを考えましょう。
メリットとデメリットを比較し、より最適な方を選べるようにならなければいけません。
適切な方を選ぶことができれば、太陽光発電を最大限活用できるようになります。
弊社では、キュービクルの導入に関するご相談も受け付けていますのでお気軽にご相談ください。